はじめに

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はじめまして。現役薬剤師の管理人です。

こちらのサイトではサプリメントバイブルということで、サプリメント成分の効果・効能、サプリメントの基礎知識についてご案内していきたいと思います。

ご愛顧いただければ幸いです。

管理人

[参考サイト] サプリメント比較
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[参考サイト] コンドロイチン比較
[参考サイト] ヒアルロン酸

サプリメントの添加物とは(錠剤の場合)

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そもそも添加物を使用しないサプリメントはあり得ません。

錠剤のサプリメントには、錠剤にするための添加物が必要になります。最低限、結合剤、滑剤、光沢剤がなければ錠剤になりません。

・結合剤

結合剤は、粉末状の材料に粘り気をもたせて、粒としてひとつにまとめる役割をします。よく使われるものに、セルロース、レシチン、ソルビトールなどがあります。

日本では、乳化剤、増粘剤と表示してあることもあります。

乳化剤など一括名表示の場合は、何が使われているのかわからないので、気になる人は、メーカーに問い合わせるといいでしょう。

・滑剤

錠剤を成型するときには、鋳型に入れて形を整えるのですが、その鋳型にくっつかずに、すんなり取り出せるようにするために、材料を滑らかにするのが滑剤です。

脂肪酸、炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素などがあります。

・光沢剤(コーティング剤)

錠剤は表面がざらざらしていると飲みにくいので、その表面を滑らかにするために使います。

また、表面をコーティングすることで、錠剤を湿気や酸化から守ります。日本では、物質名の表示が免除されているので、「光沢剤」としか表示されていないことがあります。

石油を原料としたマイクロクリスタリンワックスやパラフィンワックス以外は、植物や昆虫からとれる天然樹脂が主体になります。

表面のコーティングに使うだけなので、微量ですが、あえて石油系のものを口に入れたくはないでしょう。

以上の3つが錠剤にするために、最低限必要な添加物です。

安全なものを必要最低限の使用ならさほど気にすることはありませんが、アレルギーや化学物質過敏症の人は、サプリメントといえども注意が必要です。

さて、添加物には他にも甘味料、香料、着色料があります。これらは、錠剤をつくるために必要なわけではなく、味をよくしたり、見た目をよくしたりという目的で使いますので、噛んで食べるチュアブル・夕イプのものに使われることが多くなります。

余計な添加物を摂りたくない人は、飲み込むタイプの錠剤を選べばいいでしょう。

サプリメントのラベルの原材料名欄

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サプリメントは、日本では食品の分類に入りますので、ラベルには、成分表示欄と原材料名欄とがあります。

原材料名欄には、添加物も含めて、使われた原材料が多い順に記載されています。

ここにビタミンCなどビタミンそのものの名前があれば、それは精製された栄養素です。

正確にはそれが合成か天然かまではわかりませんが、合成のことが多いようです。

ニンジンカロチン、抽出カロチンなどと書かれていれば、食べ物などから抽出された栄養素です。

食べ物自体が使われている場合は、食べ物の名前、例えばニンジン、アセロラなどとなります。

添加物も原材料名欄にありますが、少し予備知識が必要です。

甘味料、着色料は、その名の通り、甘くしたり、色をつけたりする添加物だということがわかりますし、実際何を使ってあるのかも、「甘味料(キシリトール)」のように書いてあるのでわかります。

しかし、香料、乳化剤、光沢剤などは今ひとつピンときませんし、何が入っているのかもわかりません。

これは「一括名表示」といって、何のために使ったのかということ以外は示さなくていいことになっているからです。

何を使っているのかわかるように、物質名で表示してある良心的なメーカーもあります。

また、表示自体を省略できるものとして、栄養強化剤として使われたビタミン類、ミネラル類、アミノ酸・核酸類があります。

これらは使っていても書かなくていいのですが、最近の傾向として、ビタミンやミネラルのイメージがいいためか、省略せずに書いてあることが多いようです。

サプリメントのラベルの成分表示欄

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サプリメントは、日本では食品の分類に入りますので、ラベルには、成分表示欄と原材料名欄とがあります。

成分表示欄には、必須項目があります。

・熱量(カロリー)
・タンパク質
・脂質
・糖質
・ナトリウム

です。

その次にビタミンCが~mgという項目が続きます。

ここで、各製品にそれぞれの栄養素がどれくらい含まれているのか知ることができます。

ただしその栄養素が合成なのか天然なのかはここではわかりません。

「疫学調査」と「介入試験」の違い

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サプリメントに限らず、健康に関する情報がマスメディアに氾濫しています。

研究方法で是非見極めてほしいのが、疫学調査と介入試験の違いです。

疫学調査というのは、野菜や果物など通常の食物の摂取量と病気になる率や死亡率との関係を調査する研究方法です。

これに対して、介入試験は、ある栄養素(サプリメント)を対象者に与えて、その結果、病気になる率や死亡率にどのような変化が現れたかをみる研究方法です。

疫学調査では、摂っているものが食べ物そのものなので、思い込み効果を調査結果から差し引くことができません。また、考慮に入っていないライフスタイルや精神的な素が結果に影響を及ぼしている可能性
もあります。

これに対して、もっと厳密な研究ができるのが、介入試験です。食べ物の中のある栄養素だけに関して、二重盲検法で思い込み効果を差し引いて、その栄養素と病気との関係を調べることができるのです。

緑黄色野菜や果物を多く摂取している人は、肺ガンや消化器のガンになる率が少ないという多くの疫学調査がありました。そこで計画されたのが、緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンと肺ガンとの関係を調べるための大規模な介入試験です。

ところが、この2つの介入試験で、ベータカロチンは肺ガンの発生に全く関係がないばかりか、かえって肺ガンの発生や死亡のリスクを高めるかもしれないという結果が出てしまいました。では、緑黄色野菜やベータカロチンは摂らない方がいいのでしょうか?

この介入試験の結果は、衝撃的でした。

そしてその解釈にはさまざまなことがいわれています。整理して考えてみましょう。

1.この試験で使用されたのは、ベータカロチンという栄養素だけである。緑黄色野菜にはベータカロチンばかりではなく、カロチノイドをはじめとするさまざまな植物性栄養素や酵素、補酵素、ミネラル、炭水化物、脂肪、タンパク質なども含まれている。

2.使用されたのは合成のベータカロチン。緑黄色野菜に含まれるベータカロチンと全く同じものではない。

この2点を考慮に入れると、この介入試験の結果から「緑黄色野菜や天然ベータカロチンを摂らない方がいい」という結論は出せません。この試験結果は「合成のベータカロチンを使った介入試験の結果は肺ガンに対して無効だった」といっているにすぎないのです。

実験の方法がきちんとしたものか

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サプリメントに限らず、健康に関する情報がマスメディアに氾濫しています。

次から次へと出てくる新しい情報に、その都度つきあっていては、とても身がもちません。

ですから、次に挙げるポイントをチェックしておきましょう。

3.実験の方法がきちんとしたものか

薬品やサプリメントのヒトに対する効果は、やはり人間を対象とした実験をしなければわかりません。

動物を使ったり、試験管の中で行われたりした実験結果が、そのまま人間に当てはまるとは限りません。

また、人間には思い込みによる効果もあるので、AというクスリがBという効果をもたらすかどうかを判定する場合には、Aというクスリによる効果の方が、思い込みによる効果を上回らなければなりません。

具体的には、本物のクスリを摂るグループと、見かけだけは本物と同じで、体に何の作用も及ぼさない偽グスリを摂ったグループの結果を比べます。

誰に偽グスリを与えて、誰に本物を与えたのか、与える方も与えられる方もわからないようにする二重盲検法という試験方法がとられます。

よくテレビの番組で、何を食べているのか全員が知っているような実験をして、結果を出していますが、賢明な読者は、鵜呑みにしないようにしてください。

いかにも健康によさそうなものを食べれば、思い込みで、体の方もいい反応をしていい結果を出しますし、逆に体に悪そうなものを食べれば、それだけで悪い結果を出すものなのです。